南イングランドの古城巡りとセブン・シスターズ公園

8月が終わった瞬間に気温が20度を切る、という律儀なイギリスの気候にため息が出るロンドンよりお送りします。
えっと、8月の最終週は月曜日が国民の休日でお休みだったので、週末を使ってケント州、イーストサセックス州をめぐる旅をしてきました。
要するにロンドンより南のイングランド巡り、です。

前々から南イングランドの岸辺、白亜の崖を見たいと旦那くんにお願いしていたので、それが晴れてかなってドライブ旅行に。
イングランドの愛らしい田舎の牧場や村々を愛でながら一路、南へ。
やがて車は草深い公園の中に止まりました。これがお目当てのセブン・シスターズ公園。さ、これから30分歩くよー。

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そして30分後、突然海岸に出ました。目の前に広がるのはチョークでできた白亜の崖。
ため息の出るような真っ白な崖が延々と続く、大パノラマ。

息を飲む美しさでした。

そのあとは南イングランドに残る古城巡りに出かけました。
木造建築が多い日本出身の私は、中世の石造りの朽ち果てた城、みたいなのにキューンとくるんですよねー。
イギリスの廃墟の城たち、という本を最近買って舐めるように読んでいるので、旦那くんが諦めて(?)行ける範囲のお城に連れて行ってくれました。

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最初のものはイギリスで一番ロマンチックと言われるボディアム城。14世紀にダリーングリッジ騎士によって建てられた古城の城です。
中は完全に廃墟なのですが、ところどころ「ここは台所でした」「ここは礼拝所でした」とか説明があり、塔にも登れるようになっていたりして。
こういう廃墟の方が想像力が掻き立てられて大変によろしい。

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ここからさらに南に行くと、もっと古いペバンシー城。なんと起源は3世紀にまで遡ります。
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中世に建てられ、ひたすらに古く苔むした城壁が残るのみ。
これでも第二次世界大戦中はドイツが攻めいってきた時に備えてマシンガンが置かれていたみたい。
上陸作戦が行われていたらこういった古い城壁はすべて失われていたのだろうな、と思うと戦争がその前に終わってよかったなぁ、とぼんやり思いました。
南イングランドを走っていると、空襲で焼けたままの教会やマシンガンの砲台などが生なましく残っているで、さらに感慨深くなります。

最後に訪れたのはアランデール城。
今回見たお城の中では一番手入れが行き届いていて、観光客で大変に賑わっておりました。
ちょうど中世祭り、みたいなのが行われていて、中世の衣装を着た騎士や鍛冶屋やお姫様が場内外をそぞろ歩いていて、ちょっとしたタイムスリップ気分。

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この美しさと広大さ。
起源は11世紀にも戻るのですが、実際の建物は18-19世紀に建てられたものが多いみたいです。なんだー新しいじゃん、って言ってみてから、嫌でも300年か、とため息をついてみる。
そして手入れが届いているのは実際この城にはまだ城主がお住まいだからだそうです。
城主はイギリス貴族界きっての古株、筆頭公爵であるノーフォーク公で、かれこれ850年ここに住んでいらっしゃるそうです。

こういう”謂れ”とか”家柄”にほっほう、と興味を抱いてしまうのですが、そこは革命で王侯貴族をギロチンしまくった国の旦那くん、一切興味がない様子。
むしろ外で鷹狩りの演習があっていたのでそちらに時間を割いていました。

ま、城巡りという私の趣味を満足させてくれた旅行を企画してくれた旦那くんに感謝。
次はフランスの古城を巡りたいなー。



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by akokv | 2016-09-06 05:55 | 旅行 | Comments(0)
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