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ウフ・ア・ラ・コックと春まっさかりのロンドン

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ロンドン、いきなり27度の夏のような日差しになりました。
先週までは15度前後をうろうろしていたのに急に暑くなったりするものだから、もう何を着ていいのかわからないレベル。
春と夏がいっぺんにやってきたので、植物たちもそれに必死に対応しようとおかしなことになっていて、チューリップ、桜、藤の花が一気に一緒に咲いている非常事態です。私もとりあえず夏物のワンピースを引っ張り出してみました。

25度以上になるとお祭り騒ぎになるロンドン。私たちは早くも夏バテです。(この脆弱さ)
日曜日のお昼だし何か軽いものが食べたいね、ということでウフ・ア・ラ・コック(フランス語で殻付き卵、の意)をすることに。
これ、単なる半熟卵なのですが、フランスではルイ15世が日曜日ごとに食べたとされる歴とした由緒正しいフランス料理なのです。
作り方ですか。常温に戻した新鮮な卵を沸騰したお湯に入れてきっかり3分煮たてる。3分経ったら取り出してサーブする、以上。シンプルこの上なし。
卵のてっぺんをスプーンでコンコンやって開けてもいいのですが、私はフランスにいるときからこの卵てっぺん切り取りばさみを愛用してます。
握るとギザギザが飛び出てきて、卵の頭がサクッと開くようになっているのです。素敵!
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で、トーストして薄くバターを塗って細切りにしたパンを用意しておき、これにとろとろの黄身を浸しながら食べます。
これが美味しい。濃厚な卵黄がいい感じのソースになってパンに絡まって、大変に美味しい。
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あとは相変わらずのバルサミコドレッシングのサラダです。これを食べたら近くの公園へ出かけます。
新緑まぶしい公園は、すべての花が慌てたように咲きそろっていました。


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チューリップとポピーがまぶしいまぶしい。

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これ、たぶん桜の一種だと思うのですけれども。八重の白い桜のお花です。これも大変綺麗に咲きそろっておりました。
ロンドンっ子はこの気候に大喜びで、近所の公園はとても混んでいました。中には早くも水着姿で甲羅干ししている人もちらほら。
早くない?!5月だよ!?とは思うのですが、いやでもこんなに天気がいい日なんて夏でも滅多にないし、ま、大いに楽しんだらいい。
(去年の8月の平均気温は19度だったらしいですからね)
日焼け止め、強いのを買わなくてはなーと思う時期になりましたが、買ったところでそんなに使わないんで捨てることになるのよね。悩むわ。
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で、おなじみの我が家からの夕焼けシリーズです。今日は空の向こうが火事かと思うほど赤い夕焼けでございました。
明日は雨が降る上、20度くらいまで気温が下がるのだそうです。
素敵な日曜日を、おてんとさん、ありがとう。


by akokv | 2016-05-09 05:49 | 料理
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