カテゴリ:旅行( 15 )

飲茶がしたくて香港途中下車の旅。

9月の半ばからがっつりお休みをいただいて日本に帰国しており、更新が滞っておりました。
今回は日本に帰るついでに「どこかアジアの別の国に寄ろう」という旦那くんの希望があり、もともとは旦那くんの親友が住んでいるシンガポールに行く予定だったのですが、帰国予定がシンガポールF1と重なり、航空券が通常の倍の値段、ホテルはさらに倍、みたいなすごいことになっていました。
しかもロンドンからシンガポールって13時間近くのフライトなのね。そしてそこから日本までさらに8時間とかめちゃ疲れる!無理無理!
ということで、お手軽な香港に行くことに。

何気に香港に行くのは二回目。
しかも一回目は仕事でわずか18時間の滞在とかだったので、休暇で訪れるのは初めて。
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天候には恵まれたのですが、割と重いスモッグにいつも覆われていました。こんなものかな?
34度で湿度は90%近いという慣れない天候にフウフウ言いながら街を歩き回りました。

さて今回は2日半の滞在です。観光はそこそこに私の目標は!ディムサム(点心)を食べること!
旦那くんも私も香港人の同僚に穴場を聞きまくり、到着日から最終日までがっつり点心を食べました。
あ、ところで点心の飲茶の違いを今まで知らなかったのですが、今回恥を忍んで香港人に聞いてみました。
「飲茶、というのはアフタヌーンティーみたいに点心を食べてお茶を飲む行為のこと。点心は飲茶のときに食べる料理の総称」
なるほどね。

で、激安(二人でおなかいっぱい食べて1500円くらいだった)の添好運(Tim ho Wan)でチャーシュー入りメロンパン食べたり、小籠包も食べようということでDin Tai Fungに行ったりあちこち食べ歩いたのですが、やっぱりここが一番だった!というのが、ペニンシュラホテルのspring moon。
いいんだ。観光客らしいところで感動しちゃったけど、観光客だからいいんだ。

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ペニンシュラホテルはビジネススクールでもブランディングの授業などで度々扱われる素材なので、実際見てみたかったというのもあったので、点心にかこつけて行ってみましたが、隅々まで行き届いたサービスやインテリアの美しさに圧倒されました。

で、spring moon。ペニンシュラに入ってる中華料理の中の点心が食べられるセクション。中華料理よりはカジュアルな値段で食べられます。
エントランスには様々な種類の中華の茶器が飾られていて、興味深い。アールデコと中華のアンティークが入り混じった空間も独特。

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菊花茶をお願いして、食べたのはきゅうりのピリ辛付け、チャーシュー饅、蓮の葉に包んで蒸したもち米ご飯、シューマイ。
あとパイ生地に甘辛く煮た豚肉を包んだパフ。
どれもこれも大変に美味しく、街の中で安く食べるファーストフード点心とはさすがに一線を画すものでした。
シューマイなんて「カニと鶏肉、松茸のシューマイ、ホタテ丸ごと1個のせ」みたいな「とりあえず美味しいものは全て詰め込みましたがいかがですか」というのでやったら美味しかった。
でも二人でおなかいっぱい食べて5000円くらいだった気がする。本場の点心、さすが。

ちなみに毎食点心を食べてると、さすがに飽きてきます。
飽きたところで日本に移動。2泊3日で香港ってのはなかなかにいいスケジュールでした。




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by akokv | 2017-10-07 20:05 | 旅行 | Comments(1)

フランス、本気のクリスマス

南仏のクリスマスから帰ってまいりました〜。
ちょっと前に映画で「日本よ、これが映画だ」っていうキャッチコピーがありましたよね。なんかそんな感じで「AKOよ、これがクリスマスだ」と圧倒されました。ちょっとフランス人のクリスマスにかける情熱は桁が違うよね。

そして基本おもてなし大好きな義母の気合いの入れ方も段違い。今年のクリスマスツリーはなんと2m超えてました。びびる。

フランスのクリスマスってなにするの?ってよくイギリス人の同僚に尋ねられます。
その家その家で違うと思うのですが、旦那くんのところではだいたい23日頃に家族が集まり始め、24日のイブには6時頃から教会のミサに出かけ、8時頃帰ってきてから子供は軽く食事をし、それが終わると大人たちはアペリティフを始めます。
シャンパンを飲み、フィンガーフードをつまみながらおしゃべりし、近況報告などをしてるとだいたい10時頃に。
それからテーブルに移り、サーモン、生牡蠣、義母のお手製のフォアグラ、鴨の冷肉、サラダなどを食べます。
12時を過ぎる頃からテーブルを片付け始め、同時にクリスマスのプレゼントをツリーの下にこっそり並べます。
で、寝るのは2時半くらい。
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大人が15人は席につける大きなテーブル。テーブルの向こうに存在感を放っているのが2mのもみの木。これ、どうやって家の中に入れたんだろう。

翌朝は子供たちに8時頃に叩き起こされ、クリスマスギフトを開ける時間。
で、お昼が豪勢なクリスマスランチ、となるわけです。

クリスマスはだいたい、イヴに魚系、クリスマスランチ自体は鳥類を食べる、というのが伝統的なようです。
前回のクリスマスはホロホロ鳥の丸焼きでしたが、今回はシャポン(去勢鶏)でした。
シャポンってよく聞くんだけど何の鳥なのかよくわかっていなかったんですよね。
今回調べて初めて肉質を上質にするために去勢した鶏、ということがわかりました。そんなことするんだ!!

そしてサイズは普通の鶏の2倍はあります。今まで見てきたローストチキンは何だったんだ……。っていう威圧感。

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みよ、この堂々とした体躯を。
中にはフォアグラと鳥のムースが詰められております。
しかも大家族だから二体もあります。

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この迫力。何たって5kgはある。普通の鳥の二倍。(しかもそれが二つ)
これをみんなで切り分けて食べます。付け合わせはだいたい栗、根セロリのピュレ、サツマイモのピュレ。

冬の恵みを持ち寄って、家族でたっぷり味わう、クリスマスはフランスの家族に欠かせない一年の節目。
食べるのに忙しくてあまり写真は取れてなくて臨場感がなく申し訳ない。

そして、太りました。フォアグラなんて油食べてるようなものだもんなー。これから新年にかけてダイエットです。。。







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by akokv | 2016-12-29 00:36 | 旅行 | Comments(0)

南イングランドの古城巡りとセブン・シスターズ公園

8月が終わった瞬間に気温が20度を切る、という律儀なイギリスの気候にため息が出るロンドンよりお送りします。
えっと、8月の最終週は月曜日が国民の休日でお休みだったので、週末を使ってケント州、イーストサセックス州をめぐる旅をしてきました。
要するにロンドンより南のイングランド巡り、です。

前々から南イングランドの岸辺、白亜の崖を見たいと旦那くんにお願いしていたので、それが晴れてかなってドライブ旅行に。
イングランドの愛らしい田舎の牧場や村々を愛でながら一路、南へ。
やがて車は草深い公園の中に止まりました。これがお目当てのセブン・シスターズ公園。さ、これから30分歩くよー。

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そして30分後、突然海岸に出ました。目の前に広がるのはチョークでできた白亜の崖。
ため息の出るような真っ白な崖が延々と続く、大パノラマ。

息を飲む美しさでした。

そのあとは南イングランドに残る古城巡りに出かけました。
木造建築が多い日本出身の私は、中世の石造りの朽ち果てた城、みたいなのにキューンとくるんですよねー。
イギリスの廃墟の城たち、という本を最近買って舐めるように読んでいるので、旦那くんが諦めて(?)行ける範囲のお城に連れて行ってくれました。

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最初のものはイギリスで一番ロマンチックと言われるボディアム城。14世紀にダリーングリッジ騎士によって建てられた古城の城です。
中は完全に廃墟なのですが、ところどころ「ここは台所でした」「ここは礼拝所でした」とか説明があり、塔にも登れるようになっていたりして。
こういう廃墟の方が想像力が掻き立てられて大変によろしい。

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ここからさらに南に行くと、もっと古いペバンシー城。なんと起源は3世紀にまで遡ります。
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中世に建てられ、ひたすらに古く苔むした城壁が残るのみ。
これでも第二次世界大戦中はドイツが攻めいってきた時に備えてマシンガンが置かれていたみたい。
上陸作戦が行われていたらこういった古い城壁はすべて失われていたのだろうな、と思うと戦争がその前に終わってよかったなぁ、とぼんやり思いました。
南イングランドを走っていると、空襲で焼けたままの教会やマシンガンの砲台などが生なましく残っているで、さらに感慨深くなります。

最後に訪れたのはアランデール城。
今回見たお城の中では一番手入れが行き届いていて、観光客で大変に賑わっておりました。
ちょうど中世祭り、みたいなのが行われていて、中世の衣装を着た騎士や鍛冶屋やお姫様が場内外をそぞろ歩いていて、ちょっとしたタイムスリップ気分。

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この美しさと広大さ。
起源は11世紀にも戻るのですが、実際の建物は18-19世紀に建てられたものが多いみたいです。なんだー新しいじゃん、って言ってみてから、嫌でも300年か、とため息をついてみる。
そして手入れが届いているのは実際この城にはまだ城主がお住まいだからだそうです。
城主はイギリス貴族界きっての古株、筆頭公爵であるノーフォーク公で、かれこれ850年ここに住んでいらっしゃるそうです。

こういう”謂れ”とか”家柄”にほっほう、と興味を抱いてしまうのですが、そこは革命で王侯貴族をギロチンしまくった国の旦那くん、一切興味がない様子。
むしろ外で鷹狩りの演習があっていたのでそちらに時間を割いていました。

ま、城巡りという私の趣味を満足させてくれた旅行を企画してくれた旦那くんに感謝。
次はフランスの古城を巡りたいなー。



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by akokv | 2016-09-06 05:55 | 旅行 | Comments(0)

白身魚のソテー、アボカドソース

南フランスの別荘にいる間に、義母の持っている料理本を読み漁っていたのですが、その中にフランス料理のアレンジの達人とでもいうべき料理人、Jean-Francois Mallet の書いた「シンプル・ライト(simplissime light)」という本がありました。
必要な材料は4-5種類、手順もシンプル、カロリー表示もバッチリという料理本で、これはいいなとお持っていたのですが。
その中に「白身魚のソテー、アボカドソース」というものがありました。
白身魚をさっとソテーして、下にアボカドとレモン、白ワイン、醤油で味をつけたソースを引くというものです。

見た目が綺麗なのと、これは美味しいだろうと思ったのでロンドンに帰ってきてから適当に作ってみました。(レシピメモしてくるの忘れた)
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よく熟れたアボカド1つを取り出してレモン汁少々を加えてボールの中でよく潰しておきます。
軽く塩とオリーブオイルを加えてブレンダーでかき混ぜ滑らかにしておきます。
白身魚(今日はタラにしましたが)は水気をしっかり切ってから塩を両面にふりかけ、ソテーします。
両面焼きあがったら取り出し、同じフライパンに先ほどのアボカドを加えます。
白ワインを少量加え、お醤油を入れて味を調えたら出来上がり。
お皿にソースを持ってから白身魚を上におきます。
タラの淡白な味わいがアボカドソースのコクとあいまっていい感じ。アボカドと醤油の相性もいいことですし、これは美味しい。
アボカド1つで二人分のソースが余裕で出来上がります。
あとはこれにグリーンサラダを添えて終わり。食卓がものすごい緑なんですけど・・・。

前菜は先日大量に買って余らせていたズッキーニをチーズグレイターで削いで水気をしっかり切ったものに卵と適当に小麦粉、お塩、一味唐辛子を合わせたものを焼いたズッキーニケーキ。これ、簡単なのに美味しいのでよく作ります。

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焼きあがったものにはチリソースをつけて食べてもいいのですが、そのままでも美味しいです。
旦那くんにはこれで先にいっぱいやっていてもらっている間にメイン料理を作っちゃう。
共働きで夫婦帰ってくる時間が一緒になるとついバタバタしてしまいますね。

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こういう小さいおつまみを作ると、何故か旦那くんのテンションが上がります。
食事の前のこういう前菜が好きみたい。日本でも居酒屋の突き出しに異常に反応するもんなぁ。
あ、これにはもちろん冷えたミニトマトを添えました。前菜にミニトマトがないとフランス人は不機嫌になります(乱暴な結論)



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by akokv | 2016-08-26 05:15 | 旅行 | Comments(2)

南仏便りその2。まだまだ食べる。

さて南仏の滞在中、義両親が家族ぐるみで付き合っている友人たちを招待してランチをすることになっていました。
朝からパタパタとお手伝いをしていたところ、義母が花切りバサミと大きな花瓶、庭から切りたての花を持ってやってきました。

「AKOさん、これ生けといていただけるかしら!」


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この紫のお花はロシアンセージ(別名サマーラベンダー)と呼ばれる背丈があり素朴ながら存在感のある夏の花。それを中心にして周りにラベンダーを差し込んでいきます。

「蔦を入れても綺麗かもね。そこに伸びてるジャスミンの蔦を切って使っていいわよ」

テーブルセンターを作るにしても、すべて庭に生えているものでまかなえるっていいよなー。と思いながらパチパチと枝を切って生けていきます。

「やっぱ日本人がいけると花も違って見えるわねー、IKEBANAって感じねー」

ただ花瓶に突っ込んだだけなのですが、優しい義母がそう褒めてくれるのでそばでニコニコしてました。こんなんでいいのかな。


さて、おもてなし大好きな義母が今回用意したのはローストビーフ、メロンとトマト、モッツァレラのサラダ。コンフィチュール・レギュム(直訳すると野菜のジャムなのですが、ラタトゥイユをもっと細かく切って煮詰めたようなものです)、ナスのグラタン、グリーンサラダ。
お肉に添えるソースがトマトサルサ、ガーリックバターなどなど数種。
総勢17人の昼食会はビュッフェスタイル。各自取り分けてテーブルに着きます。
このメロンとトマトとモッツァレラのサラダがめっちゃ美味しかった!
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たらふく食べて、飲んで(気温が30度以上あるとロゼワインが格別に美味しい、もう無理、となったところに義母がどどんとデザートを運んできました。

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この迫力。近くのベーカリーから買ってきたタルト・トロペジエンヌとフルーツタルトです。
巨大なトロペジエンヌに至っては、大きすぎて載せるお皿がなく、やむなくザルが出動。
昨日私がトロペジエンヌを初めて食べましたー美味しかったですーと言った時にあらそう、よかったわね、と笑っていたのはこれを予定していたから。
どちらのタルトも美味しそうですね、どっちを食べようかしら!と言っていたら、問答無用で両方のタルトをお皿に盛られました。まじか。食べるけど。

写真からもわかるように、このタルトはパン(スポンジ)部分が薄く、クリームもバタークリームではなく生クリームにカスタードを混ぜたような軽い作りになっていました。義父によると私がサントロペで食べたのは伝統的なレシピだけど、最近は食感やボリュームを軽めアレンジしたものが主流になってきているのだとか。なるほどね。でも食感が軽いだけでカロリーは軽くないんだろうなぁ。

お腹いっぱい食べて、お腹がこなれたらプールで泳いで、疲れたらハンモックでお昼寝。
短い夏休みを存分に満喫。


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by akokv | 2016-08-21 20:09 | 旅行 | Comments(2)

紺碧の海、サントロペ

南仏にある義実家の別荘に一週間ほど遊びに出かけておりました。
いつだって標準曇り空のロンドンから出かけると南仏の太陽は正直まぶしすぎて、2日間ほどして目が慣れるまで、サングラスが欠かせないほど。
ロンドン生活のおかげですっかり吸血鬼体質になっており、せっせとプールサイドで肌を焼くフランス人たちを横目に、日陰に逃げておりました。

日陰に引きこもって蚊と戦っている私を哀れんで、旦那くんがサントロペに連れて行ってくれることに。
サントロペといったらブリジット・バルドーとかフランス人のお金持ちとかがこぞって集まる、フレンチ・リヴィエラ、夏のバカンス地の代名詞、みたいなもんでしょ!?とワクワクしてたら旦那くんに「そうね、でも3時間もあれば見て回れるよ」と言われました。え、そんなに小さいの?

車でも行けるのですが、せっかくなので近郊の町サン・マキシムから小型のボートにてサントロペに渡ります。

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サン・マキシムも大きな港、可愛らしい砂浜が続く愛らしい町です。
そこから15分おきに出ているボートに乗って、対岸のサントロペへ。
10分ほどで着きます。

超大型のプライベートボートが停泊している港を通り過ぎ、丘の上へ。ここには昔、要塞(シタデル)が築かれており、見晴らしの良い展望台があります。
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そしてこれがサントロペの全貌。教会を中心に丸く街が広がっています。
もともと小さな漁村だったのが軍事的、または海運の要として発達して最終的になぜかセレブの保養地になった不思議な街。
街の中心は歩行者専用の道路が広がっており、散歩には楽しい街でした。
ただ、物価が高い!!!330mlの小さなコカコーラをカフェで頼むと8ユーロ!コーヒーですら5ユーロ!!
ロンドンより物価が高いってどうなんだ、とビビっている私を旦那くんが一つのケーキ屋さんに連れて行ってくれました。

これを食べないとサントロペに来た意味がないよ、ということで。
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これ。
硬めのスポンジケーキにバタークリームとカスタードクリームの合いの子、みたいなクリームを挟んでお砂糖をかけたケーキ。
これはタルト・トロペジエンヌと呼ばれるこの地方独特のケーキなのだそうです。ものすごいでかい。
一切れ買ってそばの広場で食べてみました。

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薄く塩気がある割にパサパサのパンのような生地に甘くて重いクリームがよく合います。
ボリューミーだな、と思ったものの、意外にそれは見た目だけで、いざ食べると軽い食感でパクパクいけちゃう。

家に帰ってから義母にトロペジエンヌのタルト、初めて食べたんですが美味しかったですー!と報告するとあらよかったわね、というその目がキラリと輝きました。(続く)(続く!?)




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by akokv | 2016-08-20 20:05 | 旅行 | Comments(0)

パリでお花見

モロッコから帰ってきてホッとしたのもつかの間、大きな会議があったのでパリに三日間出張に出かけていました。
ロンドンのどんより空を忘れるくらいの良い天気で、会議室に朝から晩までこもっているのが切なくなるほど。
とはいえ、上司が「金曜日、会議が終わったら自由時間だから、なんなら帰りの電車、日曜日にしてもいいよ」と提案してくれたので、せっかくなので土日をパリに住む義理の家族と過ごすことに。旦那君も金曜日に電車でロンドンからやってきて合流です。

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パリは春、真っ盛り。桜の開花まであと1-2週間はあるロンドンに住む身としては、どこかで桜が見たーい!
というわけで、オーステルリッツ駅の近くで、動物園なども併設しているJardin des plantes de Paris (パリ植物園)の庭に連れて行ってもらいました。
ここには巨大な真っ白の桜の木があるのです。

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高さ3mはゆうにある桜の木は長い枝が垂れさがり、地面から雲が沸き立つように白い花をつけています。
ちょうど訪れた日が満開、でした。一枚目の写真を見ていただければわかると思うのですが、この木、かなりの大きさです。
垂れ下がった枝をかき分ければ桜のトンネルが続いていて、幹の周りをぐるっと歩いて回れるようになっています。

桜の国で生まれ育った私でも、桜に包まれるなんて経験はあまりないもの。

ソメイヨシノではないにしろ、甘い桜独特の香りに包まれて大変幸せなひと時を過ごしました。

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そこからてくてく歩いてノートルダム寺院まで。パリ半分横断、くらいの勢いで歩きました。
だって料理のうまいお義母さんの家に泊まるとものすごい量の食事を食べちゃうんだもん。カロリー消費消費。




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by akokv | 2016-04-12 05:30 | 旅行 | Comments(2)

栄光のモロッコ料理。

文化の交わるところには、豊かな食文化が生まれる、というのは定説でして。
フランス料理もイタリアとフランスの王家の盛んな婚姻関係が元に生まれたように、トルコ料理がアジアとヨーロッパをつなぐイスタンブールで栄えたように。
多彩なアラブ文化、フランス文化、そしてスペイン文化が混じり合ったモロッコにも、穏やかな地中海気候がそれを助け、それは豊かな食文化があります。
今まで世界各地を旅してきて、ご飯が本当に美味しい!と思ったのは、モロッコ。ストリートフードに至っても非常にレベルが高い!そしてなぜか私はお腹を壊さない!!(繊細なお腹をしているので大抵の国で水が変わればお腹を壊すのですが、モロッコは超平気。さては前世がモロッコ人か)

では私のモロッコの料理大好きランキング。


1位(そうですよ写真映りのつごうで1位からの発表ですよ)は、んもう間違いなしに、ハリラスープ。
トマトとひよこ豆とレンズ豆、それから大量のスパイスが入った、モロッコ料理、おふくろの味のスープ。
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写真左のスープです。豆も野菜もたっぷり入りったこのスープは口に含むと滋味、という表現がぴったりなしみじみとしたお味が致します。
ナツメグや生姜などもたっぷり入って、スパイスの深みはありますが、全く辛くはありません。色が濃いのはパプリカとターメリックのせいです。ふつふつと温かく、旅行先でも食べるとなぜか家に帰ってきたようなホッとする感覚がします。モロッコの味噌汁、とでもいいましょうか。各家庭で作り方も違うらしく、おふくろの味が一番表現できる料理だそう。
私はこれが大好きなので、どんなモロッコレストランに行っても頼むのですが、確かに私の親友のお母様が作ってくれたものが一番美味しかったなですね。やはりおふくろの味はどこでも最強なのか。
しかし作るのに必要なスパイスは今回の旅行で全て買ってきたので、時間があるときに作ってみる予定です。

2位はやはり欠かせない、タジン。モロッコといえばあのピラミドの形をした蓋がタジン鍋が有名ですね。水を極力加えずに野菜や果物の水気で肉や魚を煮付けるタジン料理は、どうも日本の煮物に近い味わいがします。写真は小ぶりの洋梨、アプリコット、鶏モモを玉ねぎのジャムで煮詰めた一品。上にかかっているのはゴマ、でした。甘い煮物みたいで美味しかったです。同伴者たちは甘すぎる言うてましたが、九州の甘い煮物で育った私にしてみれば普通、普通。
ちなみに上の写真でハリサスープの横に写っているのは、イワシとトマトのタジンです。これはピリッとチリが効いていて食が進む味でした。

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3位はモロッコ料理の王道、クスクス。
これ、大好きなのですが、モロッコのレストランではまず頼まない一品。なぜなら本場は量が死ぬほど多いから!!!(ロンドンやパリでは結構頼みます)

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みよ、このさらにうず高く盛られた野菜たちを。これは友人が頼んだベジタリアンクスクス、です。盛られた野菜の下にはクスクスがみっちり詰まっています。とはいえホクホクに蒸された野菜は大変に食べやすく、少食の友人でも意外にペロッと食べてましたけどね。数えたら一人分の皿に人参3本、ズッキーニ2本、それからかぼちゃにプルーンにって大盛りでしたけどね。
お肉が入ったクスクスを頼むともっとすごいことになります。今回の旅でも一度だけ3人で分けるから、ということでラムのクスクスを頼んだのですが、3人ともすぐにギブアップ。あのクスクスってさらっと食べられるのですがお腹にたまるのが厄介なのだと思います。でもクスクスをお腹いっぱいに食べてから苦しいーって言いながらミントティーを飲むと、モロッコに来たなーという気分は高まるので、旅行中一度は頼みたい料理。


その他、モロッコに行ったら欠かせないのがミントティー。イスラム教国であるこの国はお酒を飲む習慣がありません。その代わり、ミントと紅茶を煮出したお茶にたっぷりの砂糖を入れて飲むのです。その濃い茶色の色から、「モロッコのバーボン」と言われています。モロッコ人が冗談っぽく「俺たちだってバーボン飲むんだぜ」って言ったら、だいたいミントティーのことです。
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ホスピタリティーの高いモロッコでは、いつでもどこでも座ればミントティーが出てきます。
ホテルのチェックインのときは必ずと言っていいほど。(写真はまさにチェックインの書類を書いている最中に出てきたミントティーとお茶請けのモロッコ菓子と干したデーツ)
ルームサービスでミントティーを頼んでも、なぜか「いいからいいから」と無料だったり、街を歩いているとお土産やさんのおばちゃんに振舞われたり、タクシーの運転手さんに「時間あるならミントティーでも飲んでいかない?」と言われたり。モロッコ人の人の良さ、人情の暖かさを感じる象徴の、飲み物。
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結婚式では3回も4回も振舞われます。こんな感じで高くから降り注いでちょっと泡だててコップに入れられるのが上級者。
ステンレスでできたティーポットは熱いわ重いわで高い位置から降り注ぐのは本当に大変なのです。あと飛び散るしね。
これをうまく出来るようになると、モロッコでもてます。知らないけど。
ちなみに最初はモロッコ風に砂糖が入ってるのをおいしーいと飲んでいるのですが、旅行後半は全て「砂糖抜きで」と頼んで飲んでました。やっぱ甘いお茶は続けて飲むのに限度がある。

このほかにも、この旅では貴重な食文化体験をたくさんしました。
田舎の町では17世紀からの伝統そのままに、共同パン焼き窯 (窯は各家庭にはなく、持ち寄って窯で焼いていたのだとか)を使ったパン屋さんで焼きたてのまあるいモロッコパンをご馳走になったり、結婚式名物の羊の丸焼きを食べてみたり、モロッコ風前菜の盛り合わせ、というのを食前のつまみに頼んでみたら総勢7種類の大量の前菜が大量に出てきてメインの料理の前に死にそうになったり。

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めくるめく食の国、モロッコ。
今回は書ききれなかったのですが、エスカルゴのスープ屋台とか(横で生きたカタツムリも同時に売ってる。新鮮なことこの上なし)、ラクダのハンバーガーとか、B級グルメも充実しています。帰ってきたばかりなのに、写真を見返しているとまた行きたくなってきました。食道楽にはたまらない国です。




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by akokv | 2016-04-05 05:29 | 旅行 | Comments(4)

モロッコから帰ってきました!

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モロッコ。色あざやかなタイル、優美な曲線を描くモスクのアーチ、スパイスとミント。
異国情緒、という言葉を体現したかのようなこの国は、訪れるたびに好きになる国の一つです。


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今回は学生時代の友人の結婚式に出席するのが主だったのですが、北モロッコにある工芸の街、フェズからモロッコに入り、そこからビーチが有名なリゾートのウジュダ、青い街並みで有名なシェフシャウエンをめぐり、最後にまたフェズに戻ってきてゆっくりする、というなかなかにつめつめなスケジュールでした。
学生時代の友人たちとフェズで落ち合い、夜行電車に乗って旅をしたり、フェズの迷路のような街を散策したり。第二の修学旅行のような。
学校を卒業してからは友人と旅をすることなどなかなかなかったので、さらに旅を楽しむことができました。
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ロバでゆったり荷物を運んでいるおじいちゃんの横を、最新型のトラックが駆け抜けていくような国、モロッコ。
お料理の写真もたくさん撮ってきたので、次回は料理について書きます。


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by akokv | 2016-04-01 05:34 | 旅行 | Comments(0)

風邪引ききつつの帰国!

先々週からひっくり返るような風邪をひき、会社をなんと3日も休みました。(正確には家から働いてました)
食べるものも卵のおかゆがやっとで、でも体がむくんでパンパンで、んもう、ぐったり。
病院に行ったものの、「風邪ですね、市販薬でも飲んで頑張って下さい」と医者に言われる。いや、そうなんだけどさ。
本当にイギリスのNHSって最低限のことしかしないよね。タダだから仕方ないのだろうけど、喉が痛くても市販薬を買えと言われるとは思わなかった。

で、そのボロボロの体調のまま帰国し、東京でしばらく死んでました。日本の市販薬の方がなんなら体に合う気がする。
日本に帰ってきたことでちょっとリラックスできたからなのか、はたまたようやく薬が効いてきたからなのか、3日ほど経ってようやく動けるように。
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写真はちょっと動けるようになったので行ってきた大阪城です。水たまりに映り込んだ天守閣。

今日、東京から大阪に入りました。1日過ごして、明日は奈良、明後日は京都としばらく旅行をする予定。最終的には福岡まで下ります。旦那君を連れて西日本観光なのですが、私自身もさりげなく言ったことがないところが多いので楽しみです。

大阪、久しぶりに来ましたが、相変わらずいい街ですねー。
お好み焼き屋さんのカウンター席でご飯を食べていたら、隣に座っていたおばさんから「旦那さんはどこの国の人なの〜」と話しかけられました。
フランスなんですよ、でも英語もわかるんですよ、と言ったらおばさん、めっちゃ流暢な英語で旦那君に話しかけ初めて、しまいには酒の肴までもらって、大阪今年のイルミネーションの見どころまで教えてもらって去って行かれた。

大阪のおばちゃんは人情家で、みたいな話は聞くけど、まさかこんなに国際化していたとは。さすが、大阪のおばちゃん!!!
旦那君は普段は言葉の壁があるのであまり地元人と交流ができず嘆いているので、おばちゃんと話せたのがすごく嬉しかったらしくるんるんしてました。
実は旦那君も言葉が通じるところであれば割と誰にでも話しかけちゃう人なので、話しかけられないストレスってのは相当なもんだと思うのです。
ドラえもんの自動通訳機みたいなのがあればいつでもこう言う交流ができるのにね。そしておばちゃん、ありがとう。

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by akokv | 2015-12-22 22:10 | 旅行 | Comments(2)