我が家の基本のキッシュ

フランス料理といえば小難しく洗練されたものを思い描きがちですが、フランス”家庭”料理といえば割と簡単なものもあります。
そりゃぁフランス人のママンもそうそう毎日凝ったもんばっかり作ってもられないよね。うんうん。

簡単で美味しいものの代表といえば”キッシュ・ロレーヌ”です。
キッシュってなんとなく「パイ生地付き茶碗蒸し」みたいなもんよね、と思っております。
要はパイ生地の上に卵とクリームをといたタネを具に絡めて蒸し焼きにするんでしょ、と。
ロレーヌはハムとチーズだけというダイエットの敵のような具なんですが。
まぁ、なんつうか、ロンドン寒くなった途端、今まで鬼のように食べていたサラダがメインの食事を作りたくなくなったので、今夜はキッシュロレーヌです。
罪滅ぼしにたっぷりのサラダを添えます。

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キッシュのパイ生地は買ってきました。
具のパンチェッタはフライパンであらかじめ焼き目がつくほど焼いておき、同時に余分な油は痛めてる途中から丹念にキッチンタオルで拭き取っておきます。
下焼きが終わったパイ生地に最初にチェダーチーズを引き、その上にパンチェッタを引き、そして卵3個とクリーム250mlをまぜたタネを流し入れ、180度で30分焼いたら出来上がり。簡単。包丁すら使いません。ちなみにこのチーズをタルトの一番下に引く、というのは義母から教えてもらったキッシュを作るときのルールです。これを守るとパンチェッタなどの重い具が沈まないし、心なしかタルトもさっくさくに焼けます。

たっぷりのサラダは相変わらずのやわらかレタスです。これを食べたらほかのレタスは食べられないわー。
細かくちぎって、ヴィネグレットソースを食べる直前にかけるようにしました。

ちなみにフランスではサラダを食べるときにナイフを使うのはマナー違反とされています。
これ、レタスなどの菜っ葉をしっかりちぎって食べやすくしていない奥様の怠惰を責めないために、とかものすごい理由聞いたことがあったのですが、フランス人の夫に聞いたところ。

「酢がメインであるサラダドレッシングに銀食器のナイフが触れると痛むから」

という至極まっとうな返答をいただきました。ちなみにフォークは先端しか使わないから銀が変色してもあんま分からないからいいそうです。
なんだそれ。
とはいえ銀食器を使う文化ならではのマナーだな、と思ってみたり。こういう小さいことを学びながら毎日食事を作るのも楽しいものです。

合わせたワインは最近お気に入りのサンセールの白。

私 「キッシュロレーヌだからサンセールにしたよ!」
旦 「……サンセールはロワール地方のワインであってロレーヌ地方のワインではありませんよ」
私 「語感が似てるからよくないですか」

ロと伸ばし棒、四文字ってことしか合ってないしね。なんかすみません。
異文化のギャップを感じながら、本日の夕食。


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by akokv | 2015-09-08 05:01 | 料理 | Comments(2)
Commented by 登志子 at 2015-09-13 22:55 x
音が似てる・・・数が同じ・・・・
わかる!わかる!
うちのお嬢達(帰国子女)も同じです。
「Dadのコカンに関わる」とか平気で言うております。
「コケン」と1字しか違わないじゃんとか・・・普通に言うております。
おい!おい!(汗)
Commented by akokv at 2015-09-14 05:54
> 登志子さん
ちょっとそれは一文字は一文字でもだいぶ方向性が変わってくる間違いですが!(笑
私も英語でもフランス語でも微妙な言い間違いが多いので、旦那の暗号解読のスキルがぐんぐん上がっております……。
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