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とうもろこしの夏ご飯と乾物定食

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南仏でのバカンスから帰ってきました。
義実家で義母の手作りのご馳走に舌鼓をうったり、なかなかロンドンでは食べられないシーフードを地中海沿岸で楽しんだりしていて、すっかり胃疲れ。
ロンドンに帰ってきたら、なんだかしみじみとしたものが食べたくなりました。

幸い、日本人の友人や両親が先日持ってきてくれた日本の食材が豊富にあるので、それを使って完全和食の夕食にすることに。
ごめん、旦那君!!!

というのも、八百屋さんでとうもろこしがとれたてのものが売っていたので、炊き込みご飯を作ってみたかったのです。
とうもろこし一本の身をそいで、芯を出汁にして炊く、炊き込みご飯。
(とうもろこしはかつらむきにしましょう、なんてよくいいますが、どうやってこれをかつらむきにするのかしら。私のぶきっちょな手では無理だわ)

少しのお酒とお米は20%をもち米にして、小さじ半分程度のお塩を入れてから土鍋で炊き上げてみました。
分量は2合にとうもろこし一本です。
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炊く前からとうもろこしがきらきら光って、これはもう美味しいに違い無い、という感じ。とうもろこしに意外と水分が含まれているので、お水は気持ち少なめにしました。この土鍋ももう使い始めて1年が経つけれど、全然くっつかなくなったなぁ。

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甘いとうもろこしとほんのりの塩味、甘いもち米が食欲をそそるご飯になりました。和食ときくと身構える旦那くんもこれはOK。

副菜は、まずは切り干し大根の炒め煮。友人のお母様からいただいた高級干しエビが滋味深い出汁をだした(私には)美味しい一品。
切り干し大根は2分ほど戻してから、ごま油で炒めた人参、玉ねぎに加えて炒めます。エビと醤油で風味をつけて完成。
大根やカブがダメな旦那くんは一口食べてギブアップ。確かに切り干し大根のむっとする大根くささが苦手だと無理だわねえ。
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次に作ったのはひじきの含め煮。油揚げがなかったので、鶏肉をそぎ切りに小さくしたものを入れました。
ひじき、人参、玉ねぎ、とうもろこし、そして大豆の水煮がなかったのでひよこ豆で代用。これが意外にほくほくとしておいしかったのです。
これは今後ひよこ豆の煮物ブームがくるな!?と思うくらい。海藻嫌いな旦那くんもこれは食べられました。
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そして最後は高野豆腐。鶏肉の胸肉を叩いてミンチ状にし、片栗粉、お酒、醤油で下味をつけます。きくらげを戻したものをみじん切りにして豆腐に詰め込み、深めのフライパンに落し蓋をして煮込みます。じゅわっと煮汁を含んだ高野豆腐が、詰め込まれたお肉より全然おいしい。

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日本からたっぷり乾物を持ってきてもらったので、しばらくこれをうまく利用しながら和食を堪能しようと思います。
上等な昆布もいただいたので、ひよこ豆と炊いてみようかしら。

今日は13度の寒い夏のロンドンで、夏と日本を恋しく思う食卓なのでした。



by akokv | 2015-07-27 04:34 | 料理
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